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2007年05月30日

登場人物紹介②

これからこの話を組み立てていくのに重要な人物が登場していますので前回以降に出てきた&出てくる予定の人物像を書きます。

☆此花一族
・菊千代の翁 此花一族の頭領、年齢は100歳の翁です。
皇后を時には優しく、時には厳しく見守るこの時代の要でもあります。
イメージは出来上がっているのですがまだ登場前なので詳細は省きます。
壬申の乱では鵜野が支持した大海人皇子を勝たせる努力をした人、ってことで♪
それと雨乃以外に大津と草壁が変わっていることを知っている唯一の人でもあります。
・茉莉花 菊千代の翁の愛妻です。この方もキーマンですね♪
・柊 かなわぬ恋ながら雨乃を深く愛し、この先ずっと雨乃を守っていきます。
イメージはGLAYの「とまどい」です。
物静かで暖か、惚れ惚れするような仕事ぶり、シャイな感じと作者が好きなタイプの男性かも♪
・瀬奈(楓) 雨乃の侍女です。氷高と吉備を守る女性として登場させたのですが話がまだそこまで行かないので未消化な書き方になっていますface11スミマセン

☆行心
大津をそそのかし謀反を勧めたと言われている新羅僧行心、、、
彼の人物像は一番悩みましたが彼は彼なりの信念を持って大津をスメラミコトにしようとした、と解釈します。
大津に良かれと思い道作とともに行動に出たことが大津の悲劇を生んでしまった、と設定します。

☆中臣大嶋
大津を捕らえにいったのもこの方ならば、難波宮焼失に関係があるのもこの方、そして持統天皇の即位の時天つ神の寿詞を読んだのもこの方です。
鵜野の傍にいてずっと彼女を支え続けた人だと思っています。
たぶん大嶋に対する皇后の信頼がなければ不比等の出世もなかった?のでは。
作者的には菊千代の翁と同じくらいに描きたいキャラです。
この2人をちゃんと表現できたらこの小説も一人前になれるような気がしています。

☆中臣史
後の藤原不比等ですがこの時代の設定ならばまだ「史」、中臣にしようか藤原にしようか迷いましたがある出来事がきっかけに藤原に戻したことにしたかったので中臣から始めました。
唐の「皇帝」を真似せず日本独特の「天皇制」を形作った不比等、彼のすごさを表現できれば嬉しいですがこの小説の中での活躍はいずれヒロインがバトンタッチした後半になってからです。
と、言っても自分が思うところまでちゃんと書き終えられるのかちょっと不安…。
不比等はこの小説の中で唯一の「敵」として書いていくつもりです。

☆持統天皇と高市太政大臣
(すみません、頭を整理する意味でちょっと書いてみます)
彼女が繋ぎたかった血、私はこの小説で書いている通りそれは葛城→蘇我氏の血だと位置づけています。
たぶん草壁は即位できる状態にはなかった…
彼女的には蘇我倉山田石川麻呂、遠智娘の血を残せるなら大津でもかまわなかったのではないか?と思っています。
大津がダメだったのは新羅(行心)に担がれたことで我が子のことだけしか考えないような女性ではなかったと思います。
高市天皇説の理論づけがちゃんとしたものかはわかりませんが自分なりの解釈で進んでいきたいと思っています。
あくまで小説ですので「証拠」にこだわらなくても良いのかも!と勝手ですみませんface02

☆これからの展開
ただ今の設定年代は685年12月中旬。
明けて686年、新年の祝賀にはスメラミコトも臨席しますが再び体調を崩し「現人神」にも最期の時が近づいてきます。
スメラミコトが重病になるにつれいろいろな人の思惑が交錯する…。
そして変わっていく大津の運命、草壁の運命、雨乃の運命。
基本的に史実に忠実に書くつもりですが自分なりの解釈を巧く織り込みたいです。

どうもプロットばかり先行して情景描写や人物描写が欠如していますが読んで下さる皆様、ありがとうございます。
どう書けば読んで下さる方が興味を持って下さるのか頂いたコメントを何度も読んでいるうちにほんの少しづつですが理解できてきたような気がします。
歴史は大好きicon14ですが筆力が未熟すぎicon15な作者ですがどうにか思い描いていることを表現したいと思っていますのでこれからもよろしくお願いしますface05  


Posted by jasmintea♪ at 19:30Comments(0)登場人物紹介

2007年04月18日

登場人物紹介

歴史的な人物紹介と言うよりこの小説の中のイメージを書きます。

☆草壁皇子&大津皇子
いろいろ考えましたが伝わるイメージそのままにいきます。
草壁は神がかっている時はクール、それに対し大津は熱い男の設定です。
普段の草壁は気弱ひ弱でこれが一般的草壁像ですね。
そして大津は一見豪放磊落、でも孤独を抱え寂しげ、こういう落差に女性は惹かれるんですよね~。
この小説では草壁と大津を摩り替えてしまったので持統天皇は後に大津皇子と呼ばれている自分の息子を死に追いやる決断をしなくてはいけません。
大津皇子事件をどう描くかが最初のヤマになりそうです。

☆高市皇子
高市が天武&持統治世において実質的に司法・行政の責任者であったことを否定する方は少ないと思いますが、では天皇だったか?と言うと何とも答えられないところがあります。
立法はたぶん何をやりたいかは天武天皇の発案で細かい作業や調整は高市、それを天武が裁可した形ではなかったかと。
問題は祭祀ですがこれは天武天皇&皇后の手にゆだねられていたのでは?と考えます。
天皇家が天皇である理由は行政や司法・立法の長より祭祀の長であることが大きな理由ですよね。
この祭祀を考えると「血統」が重視された…そうなるとネックになるのは『高市の母は卑母だった』です。
この通説に対し高市天皇説に納得できる論理づけができるか?を考えながら『高市天皇説』を表現したいです。

☆志斐
持統天皇を支えた女性ですね。
ずばり、イメージは万葉集のこの歌から広げました。
「いなといへど 強うる志斐のが 強語 この頃聞かずて 朕恋いにけり」
「いなといへど 語れ語れと詔らせこそ 志斐いは奏せ 強語とのる」
持統天皇にとっては母のように甘えられる存在だったと思います。

☆麻呂
文中では「麻呂」と表記していますが物部麻呂です。
諜報活動に優れていたため持統が積極的に使ったイメージそのままです。
必殺仕事人って感じですかね〜。
どこかで新羅に行ったエピソードや屈折した麻呂の心境も盛り込みたいのですがうまく入れられるかな?

☆天武天皇
ここでは『スメラミコト』で表記します。
最初は九州王朝の皇子説をとりたかったのですがあまり盛り込みすぎると焦点がボケそうなのであえて「天武は誰か?」壬申の乱に至るまでの苦悩には触れませんでした。
もう世の中が落ち着いた時点がスタート地点なので出番が少ないかも。
持統天皇に言わせた「お手をつけないように」のセリフは詔のイメージそのままに持ってきました♪

主人公である雨乃(うの)と皇后(おおきさき)はイメージ像の解説はナシでいきます。

あとはボチボチ登場人物が増えたら書き足しま~す。  


Posted by jasmintea♪ at 22:22Comments(0)登場人物紹介