2007年04月18日

登場人物紹介

歴史的な人物紹介と言うよりこの小説の中のイメージを書きます。

☆草壁皇子&大津皇子
いろいろ考えましたが伝わるイメージそのままにいきます。
草壁は神がかっている時はクール、それに対し大津は熱い男の設定です。
普段の草壁は気弱ひ弱でこれが一般的草壁像ですね。
そして大津は一見豪放磊落、でも孤独を抱え寂しげ、こういう落差に女性は惹かれるんですよね~。
この小説では草壁と大津を摩り替えてしまったので持統天皇は後に大津皇子と呼ばれている自分の息子を死に追いやる決断をしなくてはいけません。
大津皇子事件をどう描くかが最初のヤマになりそうです。

☆高市皇子
高市が天武&持統治世において実質的に司法・行政の責任者であったことを否定する方は少ないと思いますが、では天皇だったか?と言うと何とも答えられないところがあります。
立法はたぶん何をやりたいかは天武天皇の発案で細かい作業や調整は高市、それを天武が裁可した形ではなかったかと。
問題は祭祀ですがこれは天武天皇&皇后の手にゆだねられていたのでは?と考えます。
天皇家が天皇である理由は行政や司法・立法の長より祭祀の長であることが大きな理由ですよね。
この祭祀を考えると「血統」が重視された…そうなるとネックになるのは『高市の母は卑母だった』です。
この通説に対し高市天皇説に納得できる論理づけができるか?を考えながら『高市天皇説』を表現したいです。

☆志斐
持統天皇を支えた女性ですね。
ずばり、イメージは万葉集のこの歌から広げました。
「いなといへど 強うる志斐のが 強語 この頃聞かずて 朕恋いにけり」
「いなといへど 語れ語れと詔らせこそ 志斐いは奏せ 強語とのる」
持統天皇にとっては母のように甘えられる存在だったと思います。

☆麻呂
文中では「麻呂」と表記していますが物部麻呂です。
諜報活動に優れていたため持統が積極的に使ったイメージそのままです。
必殺仕事人って感じですかね〜。
どこかで新羅に行ったエピソードや屈折した麻呂の心境も盛り込みたいのですがうまく入れられるかな?

☆天武天皇
ここでは『スメラミコト』で表記します。
最初は九州王朝の皇子説をとりたかったのですがあまり盛り込みすぎると焦点がボケそうなのであえて「天武は誰か?」壬申の乱に至るまでの苦悩には触れませんでした。
もう世の中が落ち着いた時点がスタート地点なので出番が少ないかも。
持統天皇に言わせた「お手をつけないように」のセリフは詔のイメージそのままに持ってきました♪

主人公である雨乃(うの)と皇后(おおきさき)はイメージ像の解説はナシでいきます。

あとはボチボチ登場人物が増えたら書き足しま~す。


同じカテゴリー(登場人物紹介)の記事
 登場人物紹介② (2007-05-30 19:30)

Posted by jasmintea♪ at 22:22│Comments(0)登場人物紹介
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。